斉藤大介
勉強が、親子丼くらいに美味しければ、
更新日:7月18日
美味しいものは色々ある。私の中では「親子丼」がかなり上位にいる。コスパがいい、作りやすい、食べやすい、栄養価が高い、卵の美味しさを堪能できる。まさに非の打ちどころがないスーパーフード。冷蔵庫に卵と鶏肉があるのを見つけると、親子丼を作りたくなる習性が私にはある。なんと言っても、自分が作る親子丼が一番好き。お店ではほとんど食べない。私の親子丼は、作ってあげた人からかなりの高評価を得ている。おーでぃなりに来ている子どもたちに作ったところ、みんな「うまい!」と大絶賛。彼らはそれ以来、私を料理の天才と呼ぶようになった。
「勉強」は「親子丼」と比較すると、かなり分が悪い。お店のメニューに「勉強」と「親子丼」があるとしたら、「勉強」を注文する人はほとんどいないだろう。「勉強」を食べ物に例えると、子どもにとってのピーマンやニンジンに近いもの。勉強を教えることを生業としている身としては、この状況を何とかしたい。あれだけ美味しい「親子丼」を作れる自分なんだから、勉強も美味しくできないものか?(こういう発想が正しいのかどうかはわかりません)
「年齢を重ねると、ピーマンやニンジンの美味しさに気づく。ピーマンの苦さ、ニンジンの甘みがなんとも言えなくなる。勉強も、大人になると段々美味しく感じるようになる。勉強は滋養と深みがって美味しいものなんだよ!」などと、物知り顔で子どもたちを諭しても、それは通用しない。やはり、子どもたちが「美味しい」と思える「勉強」を作る必要があるが、そう簡単ではない。巷には「画期的〇〇教育メソッド」が溢れている。おそらくそのどれもが、「親子丼」の美味しさの足元にも及ばないだろう。
「勉強」の美味しさを知らない子どもたちに、その美味しさに気付いてほしい。そういうモチベーションで今の事業を始めた。自分にできることは何だろう?気づけばそんなことをいつも考えいた。天気のいいある朝、洗濯物を外に干しているときだった。「おいしい学習さぽーと」というタイトルが頭に浮かんだ。これだな。そう思った。内容はさておき、このタイトルで始めれば、なんとかいい感じの学習サポートができそうな予感がした。
というわけで、学びサポートセンターおーでぃなりでは、「おいしい学習さぽーと」という「子ども食堂」と「無料学習サポート」を合体した活動を、毎月第二第四日曜日13時~15時に行っています。
子ども食堂第1回メニューは、もちろん「親子丼」でした!

参加希望の方は、HPのお問い合わせフォーム・お電話でご連絡ください。お待ちしています。